四十肩や五十肩は症状に応じて
正しく対処しましょう
四十肩や五十肩は、発症したときに非常に強い痛みを生じます。
おもな症状として、痛みが起こるため日常生活動作での制限がかかりやすいとされています。
しかし、痛いからといって安静にしているだけでは、かえって症状の緩和を遅らせてしまう可能性があります。
四十肩や五十肩が改善するまでには、かなりの期間を必要とするため、症状の状態に応じて正しく対処することが重要です。
後遺症を残さないためにも、四十肩・五十肩への正しい対処法を知っておきましょう。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 腕を動かすときの肩の痛みをなんとかしたい
- 洗濯物を干すときに肩が痛むので困る
- 動かした方がいいのか分からない
- 四十肩や五十肩の改善法を知りたい
突然強い痛みを生じる四十肩や
五十肩の原因について
よく聞く「四十肩」や「五十肩」というのは実は俗称であって本来、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれています。
昔は50歳前後で発症することが多かったのですが、症状発症の若年齢化にともない、四十肩ともいわれるようになりました。
では、なぜ四十肩や五十肩を発症してしまうのか、考えられる原因をご紹介していきます。
不定愁訴(ふていしゅうそ)とされるケースが多い
不定愁訴(ふていしゅうそ)とは何かしらの身体の症状があるにもかかわらず、検査をしてもその症状の原因が見当たらない状態のことをさします。
四十肩や五十肩は、それほど珍しい現象というわけではありません。
しかし、痛みがでるメカニズムは非常に多くの要因が考えられます。
肩関節周囲に炎症が起きている状態は同じですが、発生機序は人によりさまざまです。
そのため、整形外科などでは、老化(退行性変化)と説明されることが多いです。
四十肩や五十肩のリスクを高める要因
四十肩・五十肩の原因は、明確には分からないといわれています。
しかし、発症した方をみると、いくつかの共通点があげられます。
それが四十肩や五十肩のリスクファクター(危険因子)となっているのではないかと考えられます。
◆首や肩のこり
四十肩や五十肩を発症する方のほとんどに、首や肩のこりがみられます。
肩まわりの血行悪化から、炎症につながるのではないかと考えられています。
◆肩関節や肩甲骨の動きが悪い
肩関節は人体でもっとも可動域の広い関節の1つです。
しかし、四十肩や五十肩を発症する方はもともと関節の可動域が狭い傾向にあります。
また、肩甲骨の動きが悪いと、肩関節の可動域にも悪影響を及ぼします。
柔軟性の低下から、肩周辺の組織に負担がかかることが考えられます。
◆肩関節のケガ
若いころに肩関節を痛め、治療を怠っていた場合は、年齢を重ねてから四十肩・五十肩を発症するケースがみられます。
ケガは早期にどのように対応するかが非常に重要になります。
ケガの良し悪しに関わらず適切な治療を受けるよう心がけましょう。
四十肩や五十肩の症状
四十肩や五十肩を発症すると、一般的には以下のような症状がみられます。
◆安静時痛・夜間痛
四十肩や五十肩の発症初期は、安静にしていても痛みが生じます。
特に夜間に痛みが悪化する「夜間痛」によって、睡眠にも悪影響を及ぼすことがあります。
◆可動痛
腕をあげる際や後方にひねる際などに肩が痛むのも、四十肩や五十肩の特徴です。
痛みが伴うため日常生活にも支障をきたす場合が多いといわれています。
◆可動制限
炎症がおさまり始めても、痛みとは別に肩の動きが悪くなるといわれています。
肩関節を形成する軟部組織の癒着など原因はさまざまです。
◆後遺症のリスク
重症のケースでは、四十肩や五十肩を発症した方のおよそ半数に、数年後も何らかの痛みや可動制限がみられるという報告もあります。
発症直後は大きな症状がない場合でも適切な処置が必要になります。
四十肩や五十肩の改善法!
緩和するまでにどれくらいかかる?
四十肩や五十肩は、症状の推移に応じて急性期、拘縮期、回復期に分けられるとされています。
そして、その経過ごとの過ごし方によって、症状改善までの期間や後遺症の可能性が異なってきます。
後遺症を残さないためにも、各症状の経過の状況、過ごし方をしっかり理解しておくことが重要です。
急性期
四十肩や五十肩は発症してから約2週間前後が急性期といわれています。
◆症状
四十肩や五十肩の急性期には、激しい痛みがみられます。
安静にしていても寝ていても痛いことから、心身にストレスが加わります。
◆過ごし方
急性期には肩関節周囲に強い炎症を起こしているため、無理をして動かさないよう心がけてください。
また、痛みがあまりにも強いようであれば、痛み止めを服用するとよいでしょう。
拘縮期
急性期から半年程度におよぶ拘縮期が訪れます。
◆症状
四十肩や五十肩が拘縮期に入ると、安静時の痛みは軽減するものの、腕を動かしたときなどに肩関節が可動域制限や鈍痛を感じることがあります。
◆過ごし方
四十肩や五十肩の後遺症を残さないためには、拘縮期の過ごし方が重要となります。
急性期とは異なり、拘縮期には痛みが残っていても、しっかりと肩関節を動かすことが重要です。
痛いからといって動かさずにいると、周囲の組織が硬くなってしまい、後遺症のリスクが増してしまいます。
回復期
拘縮期からおよそ半年を過ぎると、四十肩や五十肩も回復期に入ります。
◆症状
無理をして動かさなければ、回復期には肩の痛みが感じられなくなるレベルまで回復します。
また、可動制限がやや残っているものの、動かしにくさを自覚することが少なくなってきます。
◆過ごし方
この時期にはより積極的に肩関節を動かしたり、肩周囲の筋トレをしたりすることが重要です。
回復期では肩まわりの運動を積極的に行う必要があります。
急激な運動は関節周囲にかかる負担が大きいため、拘縮期から徐々に関節可動域を広げるトレーニングをはじめることをおすすめします。
四十肩や五十肩の予防法
四十肩や五十肩は、肩関節やその周囲の筋肉が硬くなることでリスクを増します。
そのため、普段からストレッチをしたり、お風呂で身体を温めたりして、関節や筋肉を柔軟に保つことが重要です。
「忙しくてストレッチをしたり、お風呂に浸かったりする時間がない」
という方は、整骨院で定期的にメンテナンスを受けることをおすすめします。
M.A.K鍼灸整骨院
【四十肩・五十肩】アプローチ法
四十肩や五十肩のおもな原因には、姿勢のゆがみが考えられます。
骨盤が反り腰(お腹を前方に突き出している状態)になることで、
足部の過剰回内(かじょうかいない:足部が内側に倒れている状態)および
膝のニーイン(膝を曲げたときに内側に入る状態)、股関節が内旋します。
そうなると背中が丸くなり、肩が内旋して内側に入ってきます。
この状態が続くと肩関節がどんどんと拘縮してきてしまい、四十肩・五十肩を起こしやすくなります。
施術の方法としては、まずは姿勢のゆがみ・乱れを改善していきます。
これはIRTという手技を使います。
次に筋肉骨調整法で骨のゆがみを整えて、パーフェクト整体で関節の動きを正常にさせます。
自宅では、正常な関節運動ができるように運動を行うことで、四十肩・五十肩の改善が期待できるでしょう。
そして、最後に四十肩・五十肩を起こさない正常な立ち方をマスターしていただきます。
著者 Writer
- 増田一三
- ●生年月日:1970/08/09
●血液型:B型
●既婚者・子供1人
●趣味:走ること、スキー、ダイビング、キャンプなどスポーツ全般
●国家資格
・柔道整復師
・鍼師
・灸師
・あんま・マッサージ・指圧師
・中学校高等学校保健体育免許
●民間資格
・DRTアドバンスイストラクター
・ライトセラピスト
・予防医学指導士
・日本痩身医学協会認定施術師
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